【第92回】やっぱりプロの目は違う

半年ごとに歯科健診を受けています。毎回先生からは、「ブラッシングもしっかりできているし同年代の方と比較しても大変良好な状態」とお墨付き?をいただいていました。

いつものように歯の全体が写るパノラマ写真を撮影してもらい、先生がそれを見始めました。

いつもより確認する時間が長く、先生の表情も若干厳しい感じがしたので嫌な予感がしました。

しばしの沈黙の後、「虫歯がありますね。決して小さくはないです。中程度かひょっとしたら神経にまで影響しているかもしれません」とのこと。

今まで神経は1本も抜いたことがないので、「神経」という単語を聞いて少しゾッとしました。

次の診察から治療に入りますが、改めて定期健診を受けていて良かったとも感じました。

知らなかったらそれっきりで、もっとひどい状態になってしまうところでした。

それにしても、素人が半年前と今回撮影されたパノラマ写真を比較して見ても全く同じように見えます。

どこに異常があるのかわかりません。

先生から「今回はここが少し白くなっていますね」と言われて、確かにわずかではありますが違うなと気づく有様です。

障害年金の請求手続きも同じですね。

医師が作成した受診状況等証明書や診断書を見ても、障害年金の請求サポート業務に携わっている社会保険労務士でなければ、「見落としてはいけない部分はどこか」「どこに何が記載されていないと不支給になる可能性が高くなるか」など、見るべきポイントの想像すらつかないと思います。

医師が記入したものだから間違いはないだろうと内容のチェックをしないまま年金機構に提出してしまうと、不当な結果が届いてしまうかもしれません。

餅は餅屋です。まずは、障害年金の請求サポート業務に取り組んでいる社会保険労務士に相談してみても良いのではないでしょうか。

障害年金が受給できるかどうかの非常に大事な請求手続きです。ご自身では思いもよらない新たな発見があるかもしれません。

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