事例33【統合失調症】遡及請求して障害厚生年金3級で認定された事例

概要

病名:統合失調症

年代・性別:40代・男性

決定した年金:障害厚生年金3級

年金額:65万円

相談のきっかけ

ご本人からメールをいただきました。

休職中で日常生活に支障がでている。

初診の時期も古く、受診歴も複数あるためどのような書類を用意すれば良いか分からないとのご相談でした。

当オフィスの対応

まずは受診歴を整理することから始めました。初診の医療機関に問い合わせたところカルテが廃棄されていました。

しかし、カルテ以外に何か受診したことが分かる書類が残っていないか聞いたところ、受診受付簿が保管されていることが判明。初診日と終診日しか情報がないとのことでしたが作成してもらいました。

次は、障害認定日時点での医療機関に診断書が作成できるか確認しました。

幸いにもカルテが保管されており、診断書を作成してもらうことができました。

現在の医療機関からも診断書を作成してもらい請求へと移行しました。

審査の結果

障害厚生年金3級(次回の更新年:令和8年)で認定されました。

コメント

不完全な受診状況等証明書で、初診日が認められるか不安でした。

請求者が初診日の裏付けとなる資料を保管していたことも幸運でした。

様々な面で請求書類を整えるのに苦労しましたが、遡及請求が認められて何よりでした。

時効にかかって受給できない期間が生じてしまいましたが、月の最終日に請求したことで請求者の利益を最大限守ることができて安堵しました。

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