事例32【双極性感情障害】一度は請求を断念しかけたが障害基礎年金2級で認定された事例

概要

病名:双極性感情障害

年代・性別:60代・女性

決定した年金:障害基礎年金2級

年金額:80万円

相談のきっかけ

ご本人からお電話をいただきました。

就労もできず、日常生活にも支障が多い。自分は障害年金の対象になるのかわからないとの相談でした。

すでに年金事務所に相談に行っていたそうですが、手続きをどのように進めるのか不安が募っていました。

当オフィスの対応

まずは、初診日をきちんと特定するところからスタートしました。

初診のクリニックは精神科や心療内科ではありませんでしたが、受診の経過から初診日として認められると判断。

診断書の作成を現在のクリニックに依頼しようとしましたが、主治医がすでに作成済みの段階でした。

内容を確認したところ、修正を入れたほうが好ましい部分があることが判明。

ただ今後の主治医との関係性もあり、病歴・就労状況等申立書のほうで記載を工夫しました。

審査の結果

障害基礎年金2級(次回の更新年:令和8年9月)で認定されました。

コメント

診断書の作成にあたり、参考資料を提供する機会がありませんでした。

診断書の内容をめぐって、一度はご本人も請求をあきらめかけた時もありました。

しかし、わずかでも受給の可能性がある限り審査を受けてみたらどうかとアドバイスさせていただきました。

正直2級の認定は難しいと予想していましたが、詳細に記載した病歴・就労状況等申立書の内容を汲み取って頂けたのか受給決定となり安堵しました。

 

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