事例19【統合失調症】障害基礎年金2級で認定された事例

概要

病名:統合失調症

年代・性別:40代・女性

決定した年金:障害基礎年金2級

年金額:約78万円

相談のきっかけ

お父様からご相談の電話をいただきました。

主治医からは障害年金の申請をするように言われているが、通院歴が長く医療機関も転々としていることもあり、初診日の証明書が取得できるのか不安である。

申請するにしても、何から手をつけたら良いかわからないとのお悩みを抱えておられました。

当オフィスの対応

ご本人、お父様と2時間ほど面談させていただきました。

現在は比較的ご体調は安定しているのですが、しばらく前は落ち着きもなく大変重い状態だったとのことでした。

就労もできず、日常生活もお父様の支援を受けながら家にこもりがちで過ごしている状況でした。

懸念されていた初診日の証明は、残念なことに医療機関のカルテが廃棄されておりました。

しかし、紙カルテから電子カルテに移行する際に、必要最小限の情報は残しておいてくれたため不完全ではありますが受診状況等証明書は取得できました。

複雑な通院歴も、各医療機関に連絡を取る中から整理することができました。

審査の結果

障害基礎年金2級(次回の更新年:令和7年)で認定されました。

コメント

初診日を証明する受診状況等証明書の取得に時間がかかってしまいました。

カルテが廃棄されていたため、きちんとした形での証明書は取得できませんでしたが、初診日を証明するに足る情報は網羅できていたため、追加の資料提出を求められることもなく認定につながりました。

かなり以前に主治医より障害年金の請求を勧められていたようですので、その時点でご相談をいただいていれば受給も前倒しできたことが悔やまれます。

ですが、診断書は1週間で作成していただけたことは幸運でした。

経済的な後ろ盾ができましたので、安心して療養に専念していただけると思います。

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