事例54【統合失調症】障害基礎年金2級で認定された事例

概要

病名:統合失調症

年代・性別:20代・女性

決定した年金:障害基礎年金2級

年金額:約80万円(遡及分、約418万円)

相談のきっかけ

ご本人様からお電話をいただきました。

面談させていただいた際に、精神保健福祉手帳の診断書を確認しました。

そうしたところ、症状が軽い内容で作成されており、同様の診断書で年金の請求をしても受給の決定は低いと感じました。

さらに、短時間ではあるものの就労(アルバイト)もされておりました。

請求手続きを進める自信がないので、サポートしてほしいとのご希望でした。

当オフィスの対応

日常生活の不自由さ、職場から相応の配慮を受けながら就労できているという点を詳細に訴える必要があると判断し、診断書の作成に合わせて詳細な資料を用意しました。

その後、体調不良に伴い通院が途絶えたり、主治医との関係性が悪化するなどして診断書の作成までには1年以上を要しました。

障害認定日時点では認定される可能性は十分あると思いましたが、請求日時点では厚生年金に加入しており就労できているため不支給を予想していました。

審査の結果

障害認定日時点に遡り、障害基礎年金2級(次回の更新年:令和11年)で認定されました。

コメント

障害認定日時点からの受給が認められたことに加えて、請求日時点でも認められました。

さらに、次回の診断書提出(更新の手続き)が5年後ということにも非常に驚きました。

ご本人様から、あきらめなくて本当に良かった。穏やかに向き合っていただき大変感謝していますとのお言葉を頂戴しました。

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