事例49【知的障害・自閉症スペクトラム】障害基礎年金2級で認定された事例

概要

病名:知的障害・自閉症スペクトラム

年代・性別:20代・男性

決定した年金:障害基礎年金2級

年金額:約80万円

相談のきっかけ

お母様からご連絡をいただきました。チャレンジ雇用で就労しているが、日常生活には家族の支援が欠かせない。勤務先でも適正に応じた仕事内容など配慮をしてもらっているとのこと。障害年金の申請ができるのか相談したいとのことでした。

当オフィスの対応

現在の通院先をお聞きすると、どの医療機関にも受診していない事が判明しました。幼少期には小児科を受診していましたが、一定の段階で通院は終了したとのことでした。

障害年金を申請する場合には、主治医の診断書が必要となります。新たな通院先の選定に悩みました。知的障害や自閉スペクトラム症などの発達障害については、診察しないという医療機関も多いからです。

ご自宅からは遠方となってしまいましたが、今までの経験から信頼できる医療機関をご紹介させていただきました。

初診、心理検査を経て、診断書を作成していただくことができました。

病歴・就労状況等申立書も出生から現在までの日常生活の様子や、就労状況を詳細に記載しました。

審査の結果

障害基礎年金2級(次回の更新年:令和10年)で認定されました。

コメント

診断書の内容から2級の可能性は高いと判断しましたが、就労されている点が懸念材料でした。

実態に即した診断書を作成いただけたことや、病歴・就労状況等申立書に幼少期からの様子を細かく盛り込んだことが受給につながったと思います。

チャレンジ雇用期間は3年ですが、それ以後も安定してお仕事が続けられることを祈念しています。

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