事例25【統合失調症】障害認定日と請求日で医療機関が異なっていたが、さかのぼって認定された事例

概要

病名:統合失調症

年代・性別:20代・女性

決定した年金:障害基礎年金2級

年金額:約78万円(さかのぼり分:約98万円)

相談のきっかけ

ご家族からご連絡をいただきました。

何とか専門学校を卒業したが、障害年金の請求手続きをしたいと思っている。

自分たちでは手続きが難しいので、全面的にサポートしてほしいとのことでした。

当オフィスの対応

ご自宅にてお父様同席のうえ、ご本人と面談させていただきました。

日常生活をお聞きしたところ、多くの場面で家族の支援が必要であり、通院の予約も生活リズムが整っていないためキャンセルすることが頻繁にあるとのことでした。

請求する価値は十分にあると判断し、サポートのご契約となりました。

受診歴を詳細に確認していくと、障害認定日の時点では現在通院中の医療機関とは違う医療機関にかかっていたことが判明しました。

認定日の医療機関に確認したところ、過去の診断書を作成していただけることになりました。

現在通院中の医療機関の診断書と整合性も取れていましたので、請求へと移行しました。

審査の結果

障害基礎年金2級(次回の更新年:令和6年)でさかのぼって認定されました。

コメント

ご自身だけで請求しようとすると、診断書は2箇所の医療機関から取り寄せる必要があるので、何をどのように進めたら良いのか混乱される可能性が高いケースでした。

ご家族様には、速やかに当オフィスへサポートのご依頼をいただけたことが、スムーズな請求とさかのぼっての認定につながったと思います。

障害年金の請求は、一筋縄でいかないケースが非常に多いです。

当初想定していた方針が、準備を進めていく段階でがらっと180度方向転換することも少なくありません。

ご自身で請求することに不安を感じても感じなくても、一度は障害年金専門の社会保険労務士に相談されることをお勧めしたいです。

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