事例21【うつ病エピソード】障害厚生年金3級で認定された事例

概要

病名:うつ病エピソード

年代・性別:60代・男性

決定した年金:障害厚生年金3級

年金額:約118万円

相談のきっかけ

ご本人からお電話にてお問い合わせいただきました。

1か月ほど前から電話相談しなければいけないと思いつつも、気力の低下が著しく行動に起こせなかったそうです。

睡眠が取れない、入浴できないなど日常生活に多くの支障があり就労もできないため、障害年金の申請が可能であればサポートしてほしいとのことでした。

当オフィスの対応

ご本人と約3時間にわたり面談をさせていただきました。

病歴をお聞きすると、数年前に単身赴任先にある精神科を単発受診していました。

それ以降は受診が途切れており、2週間前から実家近くの精神科の通院を開始したばかりでした。

継続した受診がないため主治医が診断書を作成してくれるか心配でしたが理解を得られたため、受診状況等証明書を初診のクリニックに作成してもらいました。

その後、診断書の作成を依頼。

目指していた2級の認定は微妙な内容でした。

審査の結果

障害厚生年金3級(次回の更新年:令和6年)で認定されました。

コメント

請求要件は満たしていましたが精神科での通院歴が短期間しかなかったため、その背景を審査機関がどのように評価するのか一抹の不安がありましたが無事に認定され安堵しました。

診断書の内容からは2級に認定されても不思議ではありませんでしたが、障害厚生年金の申請だと3級にとどまるケースが最近増えている気がします。

次回更新手続きの際には、その時の状態にもよりますが、「額改定請求書」を添付して2級への引き上げを訴えていく必要があるかもしれません。

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